自分の話し方に自信がない。説得力のある話し方ができるようになりたいなぁ。
このような人に向けて、記事を書いています。
他人にとって理解しやすい話し方、難しいですよね。
話し方というのは実際のところ、完璧なものというのはないと考えます。
ですが「好まれる話し方」は、テクニックでより良くすることが可能だと考えます。
ここではそんな話し方のテクニックうちのひとつ、「メンタルモデル」について、使うべき理由を含め、解説します。
【メンタルモデル】でわかりやすい話し方のコツを掴む
メンタルモデルを意識することで、話し方のテクニックが格段に向上します。
メンタルモデルとは
メンタルモデルとは、認知心理学の概念です。
- 「Aが起きればBになる」
- 「Cはこうなるだろうから、Dのようにしよう」
といった予測や計算を、人は皆頭の中で、無意識に行っています。
このように無意識に頭の中で行っている「ああなれば、こうなる」といったモデルやイメージを、メンタルモデルと言います。
具体例
- 今10時半、残り30分で会議の時間だな。
- 野生動物は危険だから、近寄らないようにしよう。
上記の通り。
「あらかじめわかっていること」であれば、これから何が起きても、心穏やかに受け入れることができますよね。
逆に言うと、「わからないこと」については、これから何が起きるか、不安を感じてしまうものです。
実はこれ、話し方についても同じことなんですよね。
ということで、「メンタルモデルを形成して、聞き手が心穏やかに受け入れる状態を作る」と言うテクニックが効果的です。
自然にメンタルモデルを作る話し方のコツ
それでは、話の中でどのようにメンタルモデルを作れば良いのかを考えてみましょう。
ですが会話の途中でメンタルモデルを作るのは、ちょっと大変です。
なぜなら、いつメンタルモデルを作るための話をすれば良いのか、話の区切りを作るのが難しいからです。
それに、聞き手はこれから何の話題をされるのか、ずっと身構えていることになっちゃいますよね。
なので、会話の一番最初にメンタルモデルを作ることが一番簡単で、話し手も聞き手も楽になります。
メンタルモデルを作り方
そんなに難しくないので、ぜひ活用してみてください。
話の最初に、話の内容や話しの要点数を宣言する
例えば下記の通り。
- この商品を選んでいただくメリットは、3つあります。
このように宣言してから、メリットを3つ、伝えればOKです。
聞き手は「ああ、3つのポイントがこれから聞けるんだな」という安心感を持って、あなたの話に耳を傾けてくれます。
いくつ話を聞けば良いのかわからない状態のままずっと話を聞いているのは、正直しんどいですね。これから話す内容を先出しすることが、メンタルモデルを作り上げるための大事な要素です。
この手法は、1対1の会話とは異なる、1対大勢のスピーチ形式の場合、特に意識する必要があります。会話の中で相手の理解を確認することが困難ですからね。
結論を先に述べる
先程の宣言に合わせて、結論も先に述べてしまいましょう。
結論を最初に述べることで、相手の中にメンタルモデルが出来上がります。
- 1つ目は、他社より安いこと。
- 2つ目は、納期が圧倒的に早いこと。
- 3つ目は、メンテナンスフリーなこと。
【例】この商品を選んでいただくメリットは、3つあります。
上記の通り、「3つある」と宣言したのならば、結論としてその3つの概要を先に述べてしまいます。
聞き手は「ああ、この商品のメリットは3つのポイントがあって、安く、早く、メンテ不要なんだ」という、さらに深い安心感を持って、あなたの話に耳を傾けてくれます。
それぞれのポイントの深堀りは、上記の通り宣言した後で行って問題ありません。
メンタルモデルが出来上がっているため、宣言する前と比較してより注意深く、あなたの話を聞いてくれるでしょう。
それに、こういう話し方だと、話す方も頭の中が整理されて冷静になれうのでオススメです。
説得力のある話し方のコツ【メンタルモデルを壊さない】
メンタルモデルについて、概要と使い方がご理解頂けたかと思います。
次に、「説得力のある話し方」を続けるにあたり大事なこととして、メンタルモデルを壊さないことについて解説します。
メンタルモデルを壊すということ
会話の中でメンタルモデルを壊すということは、それまで会話の中で築いた説得力や信頼感を壊すということと同義です。
- 1つ目は、他社より安いこと。
- 2つ目は、納期が圧倒的に早いこと。
- 3つ目は、メンテナンスフリーなこと。
- 4つ目は、小型軽量なこと。
- 5つ目は、寿命が長いこと。
- 6つ目は、保証期間も長いこと。
【例】この商品を選んでいただくメリットは、3つあります。
上記の通り。3つあると宣言したのに6つも語ってしまいましたね。
聞き手にとって良いことだと思い、ついつい語ってしまうかもしれませんが、3つと宣言したからにはまずは3つについて話しましょう。
話し終わった後で、「実はもう3つほどメリットがありまして…よろしければ申し上げてもよろしいですか?」と、許可を得て語るのはOKです。
会話の信頼感=説得力な件
話の趣旨を決めないのは論外ですが、決めた後に趣旨とは異なることを語ると、支離滅裂な会話となり、信頼を失います。
信頼がなくなれば、説得力もなくなります。
信頼感と説得力がガタ落ちですね。
メンタルモデルを壊さないために
大事な話は、事前に準備することが大事です。
- 紙やマインドマップで思考を整理する
- 原稿を作る
上記の通り。
何かと勝負がかかっている大事な会話ほど、事前準備が重要です。
よっぽど話術に自信のある方以外は、まずは思考を整理しましょう。
高度なテクニック「崩し」
話しの途中に軽いジョークを入れたり、気の利いた一言を入れ込んだり、ネタを仕込んだりすると「会話の弾み」の潤滑剤になったりします。
話に慣れてきたら、メンタルモデルを崩さない程度にそのような「潤滑剤」を混ぜ込むのも良いでしょう。
ただし、初心者にとっては諸刃の剣なので、参考程度に知識に入れておいてください。
説得力のある話し方をモノにしよう
メンタルモデルを意識した会話ができるようになると、取引先との会話だけではなく、社内の仲間や家族に対しても説得力のある話し方ができるようになります。
また、自分の考えを述べるときだけではなく、仲間や家族の「なんとなく整理できていない会話」の意図を汲み取って、整理してあげることも可能かと。
- あなたの話をまとめると、3つの重要な点がありますね。違いますか?
- あなたの今の会話は、つまり結論としては○○○ということですね?
上記の通り。
このようにメンタルモデルを提案してアシストしていくことで、あなたも話し手も、そしてその他の人もわかりやすくなること間違いなしです。
以上のように、メンタルモデルを作ることで、話し方は説得力を増すことがわかりました。
このやり方は、今すぐにでもできる方法です。是非ともすぐに取り入れ、話し方をアップデートしましょう。
その他の話し方に関する記事はコチラ
本記事以外にも、話し方に関する記事を当ブログでは取り扱っています。
よろしければ、下記記事をご参考ください。
話し方の極意とコツのまとめ【パブリックスピーキングスキル】
わかりやすく心を動かす話し方の極意は難しいことではありません。誰でも、コツを覚え、テクニックでスキルを伸ばすことができます。ここでは実践的かつ効果的なパブリックスピーキングのスキルアップテクニックについて、これまでこのブログで紹介した内容ををまとめて紹介します。





