Aのブログで書いていた記事を消して、Bのブログに同じ記事を再掲させたのだが…。Aのブログ時代の記事リンクがどこに貼られているか、全然わからない。まあまあ人気あったからまだアクセスあるかもしれないけれど、Aのブログ消しちゃったし、このままじゃエラー多発で迷惑かけるかも
Webで活動していると、被リンク(外部サイトから、自分のサイトに向けられたリンク)をもらうことがあったりします。
しかし、何らかの理由で自サイトの記事を消してしまうと、リンクからアクセスしてきた人にはエラー表示がされます。
404 NOT FOUND
エラーに遭遇したことがあると思います。出会うとガッカリしますよね。記事を完全に消してしまったら謝るしかないのですが、記事を移転・引越ししたのであれば、被リンクを無駄にせず301リダイレクトにて新たな移転先に強制誘導させることが可能です。
被リンクは無効にならないし、移転先には従来通りアクセスが集まるし、Win-Winの関係が継続します。
ここでは、当ブログのようにWordPressを利用している方向けの特定ページの301リダイレクト方法を紹介します。
301リダイレクトをうまく使えればサイト運営に役立つこと間違いなしです。
今すぐ使わなくても、覚えて損はありません。
301リダイレクトをWordPressで実行する方法
WordPressにて301リダイレクトの設定を行うには、.htaccess
の内容を書き換える必要があります。
.htaccessとは何なのか
.htaccessとは、すごく簡単にいうと、アクセスしてきた者に対し、条件分岐をさせる役目を担う設定ファイルです。
- 全員が閲覧可能な記事は、そのまま表示する。
- 記事がない時は、404 NOT FONDを表示する。
- IDやパスワードが与えられる場合は、パスした人のみ表示を許可する。
- 301リダイレクトで、指定ページに誘導させ、誘導先のページを表示する。
例えば、上記のような機能を持ちます。
.htaccessの場所
デフォルトでは、WordPressをインストールしたディレクトリのトップにあるはず。
当ブログの例はコチラ
以下のような感じで、.htaccsessが存在していることがわかります。
この.htaccessの内容を、直接書き換えます。
301リダイレクトの命令を追記する
.htaccessの一番最後の行に、301リダイレクトの命令を追記します。
WordPressですと、おそらく# END WordPress
が最後の行かと。
その下にさらに書き込めばOKです。
追記内容の概要は、以下の通り。
ピンと来ないとおもうので、具体例を用いて書きます。
ケース1 パーマリンクが記事名のみ
の場合
- 古い記事URL:https://mote-log.com/old-page
- 新しい記事URL:https://mote-log2.com/new-page
この場合、以下のような記載になります。
redirect 301 /old-page https://mote-log2.com/new-page
ケース2 パーマリンクがカテゴリ/記事名
の場合
- 古い記事URL:https://mote-log.com/blog/old-page
- 新しい記事URL:https://mote-log2.com/wordpress/new-page
この場合、以下のような記載になります。
redirect 301 /blog/old-page https://mote-log2.com/wordpress/new-page
URL名は他にも色んなパターン(投稿日など)があり、解説し続けるとキリがないため、ひとまずここで終了とします。
他のパターンについても、上記2つを参考にしてみてください。
301リダイレクトの確認方法
設定が終わったら、正しくリダイレクトされているかどうかを必ず確認しましょう。
古い記事URLを打ち込んでみて、古い記事URLが開くことなく、指定した新しい記事URLが即時表示されればOKです。
失敗すると、新しい記事には飛びません。
原因としては、打ち間違いが圧倒的に多いと思います。
特に redirect 301直後の/
が抜けているとか、ありがちです。
失敗してしまったら、もう一度見直して見てください。
301リダイレクトをマスターしよう
これまでの通り、301リダイレクトの命令追記を活用していただければ、リダイレクトしたい記事Aから任意の記事Bへ、強制的に誘導させることが可能です。
なんらかの理由でこの301リダイレクトに頼る時がきっとくると思います。
逆にいうと、1度も使わずにブロガー生活を維持できる人はそうそういないはず。
301リダイレクトは、読者にも、Google神にも満足してもらえる方法です。
使いこなすことで、ユーザビリティの高いサイトになることでしょう。
ぜひ、マスターしておきたいテクニックですね。
参考にしてみてください。